「戦時中に金属供出された松平直政公の銅像を復活させたい」という町の方々の熱い想いがきっかけとなり新銅像建立となりました。松江市はちょうど松江開府400年を迎え、市政施行120周年事業の一環となっています。
「過去の騎馬像の写真」 金属供出された銅像の写真は、白黒の不鮮明な写真が数枚あるだけでしたので、細かな部分は不明瞭で直政公の表情もわからないような状況でした。 そのため新しい直政公像の制作にあたっては、テーマの決定からスタートし、直政公の感情を想像し銅像に盛り込み表現することになりました。
「原型制作」 原型制作は約4ヶ月の日程で、倉澤實先生が制作の総指揮をとられ数名の方が作業補助をされました。
「鋳造し、着色前の状態」 大型ブロンズ像の制作は表現力が要求されます。 全体のバランスはもちろん、細かいディテールまで正確に表現されていないと、見た目に大きな違和感が生じてしまうのです。
「着色作業」 今回の騎馬像はクライアント様のご希望に沿った充分に見ごたえのある作品と自負できるものになりました。これもこの騎馬像に向けられたお客様の熱い想いと、制作側である倉澤先生はじめ、多くの職人達の技術が作品に反映された結果と思います。
「現地での設置作業」 足場を組んでの設置作業となります。
「銘板」 正面にタイトル銘板と背面に碑文が取り付けられています。 銘板、碑文はお客様からいただいた原稿をもとに、当社デザイン部でデザイン図を作成します。字体、大きさ、色などもその段階で決定します。 直筆文字を活かしてデザイン作成することも可能です。