会社情報
竹中銅器の歴史
株式会社竹中銅器は、
創業90年以上の歴史を持つ、株式会社竹中製作所の銅器部門から2007年春に独立しました。
竹中銅器の実績と高岡銅器の歴史
ご挨拶
竹中銅器は4世紀の歴史をもつ高岡銅器の伝統を受け継ぎながら、現代社会に反映するモノづくりを進めています。その結晶の一つがこのホームページでご紹介する作品です。
おそらく高岡銅器というと、鋳物の美術工芸品やブロンズ像といった先入観をお持ちの方は、こんなにも様々な商品が高岡で作られているのかと驚かれることでしょう。確かに高岡銅器は美術鋳物生産において全国の90%のシェアを占めることから、伝統工芸品としての知名度が高いと思われます。しかし一方では、従来の高岡銅器のモノづくりの概念を超え、新しい分野において鋳物技術が要求されていることもまた事実です。
特に建築物や公共空間など、環境創造に直結する製品ニーズが急速に広がり、大量生産される工業製品とは異なるスタンスでオリジナリティを追求する素材として注目されています。このことは、単に高岡銅器の長い歴史や継承してきた技術に依存するだけでなく、常に新しい技術の研究・開発に積極的に取り組んできたことが結実したものと私共は自負しています。
例えば鋳造技術を取り上げましても16種類の技法を有し、銅合金やアルミニウムをはじめ、金、銀、鉄、錫、ステンレス、さらにはチタンなど、およそ金属であればすべて鋳造できる技術を持っています。さらに製品の最終仕上となる着色技術においても、伝統的な手法から近代工法まで幅広く、しかも高度に発展しております。そして何よりも世界的に類を見ない鋳物に関連する製造技術が、高密度に集約している工芸都市・高岡の懐の深さを自らが再認識すると共に、世界に誇る鋳造技術や実績を積極的にアピールすることが必要だと考えております。
また、竹中銅器ではこれら高度な技術と同様に、製品の価値を高めるためにデザインの力が不可欠と考え、1971年に業界に先駆けデザイン室を発足しております。このデザインと技術のせめぎ合いの中からも、新しいモノづくりの視点が生まれてきたと考えます。
これまで、オリジナルブランドの開発をはじめ、一流クリエーターとの連携による商品開発にも意欲的に取り組み、その作品は各方面から高い評価を受けております。建築家やアーティスト、プロダクトデザイナー、造形家をはじめとするクリエイティブな世界で活躍される方々と高岡銅器との出会い。その創作活動は私たちの想像を遥かに超えて、新鮮でエネルギッシュなものです。
単体として、モノから景観・環境に働きかけるモノを生みだす高岡銅器。形やポジションが変わろうとも、鋳物の持つ価値をしっかりと発揮してまいります。ご紹介する作品が、建築物や景観づくりに携わる方々へこれからのモノづくりの可能性を触発する機会になれば幸いに存じます。
このホームページを通じて「人との出逢い」が生まれることを念じて止みません。
会社概要
商号
株式会社竹中銅器
所在地
本社
〒933-0954 富山県高岡市美幸町2丁目1番16号
東京営業所
〒156-0043 東京都世田谷区松原2-46-9
力蔵ビル906号
コーポレートサイト
創業
昭和2年2月1日
従業員数
16名(男10名、女6名)※令和6年8月21日時点
資本金
10百万円
取引銀行
北陸銀行・高岡信用金庫
事業内容
伝統工芸高岡銅器の制造販売
銅像・胸像の制造販売
各種モニュメントの制造販売
記念品の制造販売
取締役
代表取締役社長 竹中伸行
取締役 竹中正真
取締役 折戸篤
取締役 野村誠司
関連会社
本社
〒933-0954
富山県高岡市美幸町2丁目1-16
Tel.0766-22-0707
Fax.0766-25-6080
東京営業所
〒156-0043
東京都世田谷区松原2-46-9
力蔵ビル906号
Tel.03-6379-1055
Fax.03-6379-1066